みなもではできないこと

・あせって結果を求めること・強制すること −あくまでも子どもの意志で−
 「できること」を読んでもわかる通り、みなもでは特定の進路を強制することはしていません。進学の時期を決めることもしていません。

 端的に言えば、年齢通りに普通高校に進学し一流大学に進み一流企業に就職する…、そうした進路のみを唯一の目標としていません。

 時として一般的な学齢通りに進まないこともあります。それを不安に感じることもあるでしょう。

 でも、大切なのは自分自身が納得して次の進路を選択できること。それを抜きにして無理に学校に行かせても、すぐにもとに戻ってしまうでしょう。仮に表面的には行き続けたとして、それが本人にとって望ましい状態とはなりません。

 幸い、近年では不登校の子どもに特有の進路というのも確立されつつあります。学校に行かなくても生活できる道も増えつつあります。再び学校に戻るのを選択する子どももいます。

 ただ一つの「正解」ではなく、方向も・時期も、それぞれに応じた道を一緒に模索していきます。

 いわゆる「常識的」ではない道を選択したとしても、そんな自分に自信をもってください。そんな子どもたちを、見守っていてください…。
・専門的な学習
 例えば本格的に音楽をしたいとか、コンピューターの勉強をしたいとか、そんなことですね。

 みなもでは初歩的なレベルであればできることもあります。しかしそれを超えるレベルであったり、プロフェッショナルを目指すレベルの専門性であったり、それはさすがにみなもでは無理です。

 というより、そういうものを目指すモチベーションが生まれたのなら、それはもうみなもを、フリースクールを離れる時期が来ているのでしょう。

 そのときこそ、自分に自信を持って、次のステップへと踏み出してください!
・やっぱり最後は相性が大切 −いろんなフリースクールを見る大切さ−
 例えば本格的に音楽をしたいとか、コンピューターの勉強をしたいとか、そんなことですね。

 みなもにはこれまで、いろんな子どもが来ました。
 その中には、初めて来てすぐに馴染んで、次の日から来続けている子もいます。
 スタッフの自己紹介を見て「趣味が合いそう」と言って来た子もいます。
 一日だけ経験して、来なくなった子もいます。
 他のフリースクールを選択した子もいます。

 何が違ったのか…。

 それは「相性」です。
 スタッフとの相性であり、そして来ている子どもたちとの相性…。

 学校へ行っていたときも、「今年はまあまあ楽しかった」とか「このクラスは嫌だ」とか思ったことがあるでしょう。
 その原因はおそらく、先生が嫌だったとか、仲のいい友達が多かったとか、そんな理由ではなかったでしょうか?

 そう、フリースクールを選ぶ上で一番大切なのは周りとの相性なんです。
 どれだけ優れたことをしていても、一緒にいる人たちと合わなければどうしようもないんです。

 もちろん僕たちとしては、興味をもってもらった以上、みんなに来てほしいです。
でも、あえて言います。

 いろんなフリースクールを見て下さい。
 そこで、いろんなスタッフを・子どもたちを見てください。

 正直、まだ関西には、特に大阪には「いろんな」と言えるほどたくさんはないです。
 僕たちはこれからも、「選べる」ために、多くのフリースクールを作る努力をしなければなりません。
 でも、それでも自分の通える範囲で、いろんなフリースクールを見てください。
 『不登校のためのハンドブック −大阪府内サポート団体一覧−』のページへ

 それでもなお「みなも」が一番だと思ったら、
 そのときはもう一度訪ねてきてください。
 そのときを、楽しみに待っています。
 その他、子どもたちにアンケートをとった「みなものいい点・不満な点」を紹介します。こちらも参考にしてみてください。

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