TRPG リプレイ

 アルシャードガイア・リプレイ・ハプニング

 ■喰人植物園■   
計3時間
  2009年2月3日セッション   書き起こし:マイヤ


GM 光樹

PC1 久保田慎也 「ギルティ・ガルディード」
 ソードマスター2/ルーンナイト1の偉丈夫。

PC2 ちゅま 「天川夏彦」(あまかわ・なつひこ)
 ファイター2/ルーンナイト1の少年。

PC3 マイヤ 「十琶」(とわ)
 フォックステイル2/ホワイトメイジ1の狐娘。

NPC1 「守山颯太」
 サモナー3の少年。GMの光樹のPC。


オープニング01――学校にて   夏彦



GM 授業を終え、帰り支度をしている夏彦のもとへ、クラスメートの颯太がやってくる。 「なっちゃーん。理科の宿題、どーするー?」


夏彦 宿題? 出てたっけ。


GM 「出てたよ。公園に咲いてる草花を調べるやつ。ここらへんの公園って言ったら北公園だろ? でもあそこ、入れないんだよねー」


夏彦 入れない……って、何でだよ? 


GM 「公園の入り口に頭ぶつけたんだよ、何もないはずなのにっ。誰だよ、公園の入り口をガラス張りにしたのはっ!」


夏彦 ちょっと待てよ。それって、公園で宿題できないじゃん。


GM 「そうなんだよ。ガラスって言ったけど、ガラスって感じでもないような……見えない壁があったような。夢とかじゃないって! 君も、見てくる?」


夏彦 だったら、見に行くよ。


GM 「というか……これって、もしかして……アレじゃない?  [結界]ってヤツ……」


夏彦 (素に戻って)あれ、夏彦、クエスターとして覚醒してるんだっけ?


GM (素に戻って)え、してませんでしたっけ?


 セッション前の話し合いの結果、セッション内でクエスターとして目覚めることになったはずである。


夏彦 じゃあ、さっきの発言は聞かなかったことに!(笑)


GM あ、はい。 「オイラは、今から家で宿題するから、一緒には行けないけど……」


夏彦 え、おれだけ?


GM 「え、いや、だって……はっきり言って、面白いよ?」


夏彦 (壁が)ぶよよ〜ん、みたいな?(笑)


GM 「いや、どっちかっていうとガンガン! みたいな。音はしないんだけど」


夏彦 (興味をそそられたらしい)わかった。おれも確認してくるよ。My Cyari(マイチャリ。無駄に綺麗な発音)で。


GM 「おお! ありがとう。じゃあ、頼んだよ!」


 夏彦にクエスト 【公園の見えない壁を確認しに行く】



オープニング02――西山、古寺にて   十琶


GM 十琶は兄者と共に西山にひっそりと住み、人間の世界を見守っているフォックステイル。兄は、あちこちを飛び回っては奈落の情報を集めているクエスターです。

「妹よ。すでに気づいているかも知れないが、この町に奈落が現れた。おそらく、奈落の騎士レイスナイトであろう。しかし、私は今から別の地域に現れた奈落の討伐に行かねばならない。どうか、私の代わりにレイスナイトを退治してはくれまいか」


十琶 ……後衛になんて無茶を。あにさま、わたくし、自信がありませぬっ!(笑)


GM 「大丈夫だ、もちろん一人という訳ではない。この地域のクエスターを統率しているマーリンを尋ねるがよい。共に戦える仲間を紹介してもらえるだろう。マーリンは、北山の庵に住んでいる。私は今回もしばらく帰れないが、その間の留守も頼んだぞ」


十琶 はい、わかりました。あにさまがおっしゃるなら、わたくし……がんばりまする。


GM 「ありがとう。そなたにはいつも、苦労をかけているな……」


 十琶にクエスト 【レイスナイトの討伐】



オープニング03――隠れ家にて   ギルティ


GM ギルティはいつものように隠れ家で武器の手入れをしていました。そこに、外出していた師匠が帰ってきました。 「やぁ、ギルティ! いい子で留守番していましたか?」


ギル いい子って……俺のこといくつだと思ってるんです。


GM 「お前は23になったっけ……人間は100歳を超えてからが大人だよ?」


ギル あんたは100歳なのかっ!


GM 「いやぁ〜、256歳だよ〜」


ギル 256!?


GM 「……とまぁ、それは置いておいて(笑)。私は情報収集のためにいったん帰ってきただけなのでね。それより、この町に奈落が現れたと聞きました」


ギル 奈落……。


GM 「ええ。詳しいことはわからないのですが。マーリンを知っていますか?」


ギル ああ。なんとなくですが。


GM 「この町のクエスターの統率者ですよ。北山の小屋に住んでいるそうです。ちょっと訪ねて行って、この町に現れたという奈落の情報を突き止めてきてはくれないか」


ギル ……わかりました。


GM 「頼みましたよ。では、私は出かけて来ますから」


 ギルティにクエスト 【マーリンに情報を聞きに行く】



ミドル01――公園での出会い   夏彦


GM 夏彦は公園にたどりつきました。外から見た感じ、何も変わったところはなく、静まりかえっていて誰もいないようです。


夏彦 普通に自転車をとめて、中に入ろうとします。


GM 中に入ろうとすると、見えない壁があります。擬音をつけるとするとカキーンという感じ。


夏彦 叩いてみる。


GM コンコン、みたいな感触はするけど、音は出ません。


夏彦 んー……なんかちょっと面白くなってきた。思いっきり叩いてみようか。


GM ゆれた感は伝わりますが、音は出ません。ですが、その代わりに、振動した見えない壁からポロッと柿色の宝石みたいなものが出てきました。


夏彦 何だコレ。拾います。


GM その柿色で、しかも八角柱な宝石が、突然まばゆい光を放ちました。そしてどこからか声が聞こえます。 「それはスペクターの張った結界です」 ……なんか、石から声が聞こえているような気もします。


夏彦 ……誰だっ。どこから声がっ!(主人公らしすぎるセリフに一同爆笑)


GM 「はじめまして、マスター。僕はシャード。あなたの持っている石です。あなたには、クエスターの素質があります。クエスターならば、この結界を破ることも可能です。ただし、この結界だと、それなりの人数が必要かもしれません」


夏彦 (挙手して)その前に質問だ。


GM (緊張して)「はいっ」


夏彦 君は……男なのか、それとも僕っ娘なのか!


一同 えええええっ!?


 どんなシナリオでも対応できるようにと、主人公キャラとしてつくられた夏彦が「正統派」から転がり落ちた瞬間である。


GM 「シャードに性別などありません」 しらけたように言います(笑)。


夏彦 ……残念。


GM 「僕は、シャードと申します。シャードというのは、あなたの持っている橙色の石。  この世界は、奈落という侵略者に狙われています。奈落を倒す力があるのはクエスターだけなのですが……あなたは、そのクエスターになる素質があるんです!」


夏彦 おお〜。


GM 「僕が認めます!」


夏彦 石にそんな権限があるのか! ……と、言いたいところだが、そんなことは言わずに……。


GM 「今、心の声が聞こえたぁっ! どうしようっ、僕もう持ち主変えようかなぁ……!」


夏彦 あははー。


GM (気を取り直して)「僕の持ち主になって下さるのでしたら……。おそらく、あなたのごく身近に、クエスターがいるはずです。彼が、力になってくれると思いますよ」


夏彦 その力があれば、強くなれるんだな?


GM 「ええ。強くなれます。こんな結界なんか、もしかしたら壊せるかも知れません」


夏彦 え、もしかしたらなの?


GM 「……中には、強力な奈落の張った結界もあるので……そうなると、僕の力……というか、クエスターレベル3程度のシャードでは……ちょっと(笑)」


夏彦 ま、まぁいいや。今より強くなれるなら。


GM 「ええ! 今よりは、ずっと強くなれますよ」


夏彦 今より強い自分に会いに行く!


GM 「な、なんなんだろう、この厨二病……っ!」(笑)


夏彦 俺の元へ来い!(笑)


GM 「わかりました。このシャード、あなたにお供しましょう」



ミドル02――マーリンの庵での出会い   ギルティ、十琶


GM ギルティは、北山の中に堂々とある「マーリンの庵あっち」と書かれた立看板を頼りに、マーリンの庵までたどり着きました。


ギル (ノックの動作)コンコンコン。


GM 誰もいませんでした。


外野の夏彦 終わった!?


GM マーリンは忙しいのです。と、そこへ、颯太が帰ってきました。 「あれ、お客さん?」


ギル ……君は?


GM 「オイラは、守山颯太。はじめまして」


ギル ……はじめまして。


GM 「クエスターの方ですか?」


ギル ええ……そうですが……。


GM 「すいませんね、鍵かけてて」 鍵をがちゃっと開けます。 「中へどうぞ。今、ちょっとお師匠は……マーリンは、出かけておりますが」


ギル そうか。君は、マーリンの弟子なんですね。


GM と、そろそろ、十琶もたどり着きました。


十琶 はーい。ええと、目の前に二人が見えているのですが、人が怖いので、びくびくしています。


GM 颯太は、十琶に気づかず、扉を閉めてしまいました(笑)。


十琶 あ、あ……。


ギル ちょっと待て。外に気配がする。


GM 「気配? あ、そうか。クエスターってそういうのに敏感なんだっけ」


外野の夏彦 あんたもだ!(笑)


GM 「オ、オイラ見習いクエスターだから! がちゃ。……木の陰に、誰かいる……」


外野の夏彦 木の陰から、こう、着物が……(笑)。


GM 「な、なんか木の陰から鮮やかな着物が」(笑)


十琶 ちらりと木の陰からのぞいてみます。


ギル 大丈夫です。出て来なさい。


十琶 怖い! と思いながらも、着物の袖で顔を隠しつつ出て行きます。 あ、あの、マーリンさまは……ご在宅でしょうか……っ?


GM 「ああ、君もクエスターだね? ごめん、マーリンは出かけてるんだ」


十琶 でっ、では、わたくし、また出直して……っ。


GM 「ああ、いやいや。どうぞあがっていって。お茶くらい出すよ」


十琶 では、失礼致しまする……。


GM 庵のなかに3人は入りました。……マーリンのキャラどうしようかな……颯太は3人分のお茶を台所から出してきます。湯のみを配っていると、十琶の背後で物音がしました。 「颯太ぁー、帰ったぞー。おお、お客さまか」 ……こんな感じ?


外野の夏彦 (いきなりマーリンになりきって)若いギャルがおるのぅ!(一同笑)


GM マーリンさん、そんなキャラ!? そんなキャラでいきましょうか! 颯太は慌てます。 「おおお師匠! ギャルだなんて、な、何言ってるんですか!」(笑)


十琶 ぎゃる? 首を傾げています。横文字知らないから(笑)。


ギル お狐様の前に立って。 お前、本当にマーリンか? そんな変態親父でいいのか、マーリン!(笑)


GM(颯太) 「そ、その。ドアが閉まっているのに現れたところから察して欲しいな」


ギル ……まぁ、マーリンなんだろうが……その発言はどうもいただけないな。


GM(マーリン) 「すまんすまん。出来心でつい……」


ギル 出来心でってなんだおまえぇ!


GM(マーリン) 「まぁまぁ、落ち着きたまえ。君に怒鳴られると怖い! 私はもう年なんでなぁ」


ギル 年? ギャルとか言ってて年?


GM(颯太) 「お師匠。お客さんみんなクエスターなんだけど……この町に奈落が現れたって本当ですか?」


十琶 あ、あのっ、わたくし、あにさまからレイスナイトという奈落を退治するようにと仰せつかりまして……っ。


GM(マーリン) 「おお、そなた、十琶か。そなたの兄の情報なら信頼できるだろう。……ここからどうしよう。


外野の夏彦 (マーリンになりきって)「わしから情報が欲しければ、パフパフを……」(笑)


ギル お前やっぱり変態親父か!


GM 颯太が慌ててマーリンの口をふさぎます! 「ああ、えっと、お師匠は北公園が怪しいって言ってるよ! オイラも行ったんだけどね、公園の全体に結界が張ってあった。あの中なら、奈落が潜んでいてもおかしくないかも知れない」


十琶 まぁ……ならば早く、討伐しなければ!


GM(颯太) 「そうだね。行こうか! よし、お師匠、オイラたちは行ってくるよ!」


ギル ちょっと待て! 颯太の名前は知っているが、コイツの名前を知らないんだが。


GM(颯太) 「そうだね。自己紹介もしてないや。とりあえず、師匠の口にガムテープを巻きながら……オイラは守山颯太。マーリンの一番弟子だよ。というか、ひとりしかいないけど。なんせ、こんな変態爺についてきてくれる弟子なんて……ああもう、お師匠、暴れない!」


ギル 芋虫のようになっているぞ……。


十琶 れ、礼を失して申し訳ございませんでした! わたくし、西山に住んでおります狐の十琶と申しまする。


GM(颯太) 「ああ、フォックステイルなんだ」


十琶 は、はい。あにさまと一緒に、ずっと人の世を見守っておりました。


GM(颯太) 「そっかぁ。いい仕事してるんだね、西山は……」(遠い目)


ギル 一体、北山はどうなっているんだ(笑)。俺はギルティ。ハーフウルフです。


十琶 まぁ! では、わたくしと同じ、犬の眷属(けんぞく)なのですね! ちょっと親近感を抱いてみる。


ギル そうですね。満月の夜になると尻尾と犬耳が。


十琶 わたくしも狐耳が時折……驚いたら出てしまうのです。


外野の夏彦 (ルールブック片手に、マーリンになりきって)わしは蒼き星のマーリン。ブルースフィアの代行者……シャードと出会ったクエスターを導く役割を持っている」


GM(颯太) 「お師匠はいいの!」 更にガムテープを巻きます!


ギル よく自分で解いたな。


外野の夏彦 「マーリンじゃからのー」


GM(颯太) 「そうなんだよ! このお師匠、テレポートもできるくらいなんだから、ガムテープいくら巻いても……っ!」


ギル ロープで縛ってみたらどうだ。


GM(颯太) 「そうだね! ギルティくんの言う通りだ! ロープ〜ロープ〜♪」 探している間に、自己紹介をお願いします(と、夏彦に)。


外野の夏彦 え、私、いないよ……?


GM ……? ……そうだ! いないんだ! いるつもりになってた!(笑)


 シーンプレイヤーではないが、まぜっかえしに登場しまくってたからである。


十琶 向かえばいいよ、夏彦の場所に!(笑)

 ということで。 わたくし、西山から出たことがほとんどございませぬゆえ、その、北公園、という場所がわからないのですが……。


GM(颯太) ですよね! 「大丈夫、オイラが知ってるから」 師匠を放り出してドアを開けます。何もなければ公園に向かいますが。


ギル 俺のワンボックスカーを使うか(笑)。


十琶 じゃあ、ワンボックスカー見ながら こんな獣、見たことがございませぬ! って怯えとくよ。


ギル 獣じゃない。車ですよ。


十琶 くるま……という動物にござりまするか?


ギル 違う!(笑) ガソリンという燃料で動く機械です。


十琶 きかい……ああ、書物で読んだことがございます!


ギル 書物……どれだけ古いんだ、狐族。


GM(颯太) 「オイラもなんだかんだで車に乗るのって初めてかも」


ギル どんな生活だ、現代人!?


GM 種族・野生児(※オリジナル)ですから! 「いいないいなー! なんか運転してみたーい!」


ギル 君は、いくつですか?


GM 「え、15歳だけど」


ギル (溜め息)駄目です。免許は18から。


GM 「へぇ、そんなルールがあったんだ? 難しーい」


十琶 難しゅうございますねぇ。


ギル 難しくない! はぁ、もしかして、俺って唯一の常識人?


GM 「じゃないの? がんばれ、ただひとりの常識人」


ギル 任せるなぁあ!


 このあとの雑談で、オープニングフェイズで颯太と夏彦が学校で別れてからの時間の流れがおかしいという話に。

 颯太が北山に帰宅し、ギルティたちと出会い、また下山し北公園に向かったのに比べ、夏彦は自転車で公園に向かいシャードと出会ったため「そんな長時間、夏彦は入れない公園の前で何をしていたのか?」ということになってしまったのである。

 まぁ、「シャードを質問攻めにしてたりしたんじゃね? まーいーじゃん、夏彦だから」という結論に達したのであるが。



ミドル03――北公園だよ! 全員集合!   全員


GM きゃっきゃとはしゃぐ子ども二人を乗せた車を、ギルティが走らせること10〜20分。公園に着きました。


ギル 変な奴がいますが。


GM(颯太) 「変な人? 見なかったことにすればいいんじゃないかな?」


ギル できるかっ!


十琶 あのお召し物……なにやら、颯太さまと同じような……?


GM 「って! あれ、なっちゃんじゃん!」


ギル なっちゃん? ジュースの?(笑)


GM 「ええっ? な、なんかカワイイ飲み物知ってるんだね(笑)。そうじゃなくて、オイラのクラスメートなんだけど……おーい、なっちゃあん! 何やってるのー?」


夏彦 (こぶしをふりあげて)力ゲットォオオ!!


GM 「なっちゃんが壊れたー!」


ギル やはり同類か! 俺の周りには変な奴しか集まらないのか!


GM 「おおい、なっちゃん?」 近付き、こんこん、と頭を叩く。


夏彦 (平然と)ん? なんだ、颯太?


GM 「いや、今なっちゃんが誰もいないところでいきなりこぶしふりあげて力ゲットー、とか言ってるのを目撃してしまったんだけど」


夏彦 そうだよ、颯太、力ゲットなんだよ!


GM 「力ゲットってなんだよ、もうちょっと詳しく話してよ」


夏彦 簡単に言うとだ、この公園の壁が、俺の力によって壊せるんだよ!


GM 「へぇ、そうなんだ。すごいねー。じゃあ壊してみてー?」


夏彦 ……詳しくは何をすればいいんだろう。


GM(シャード) 「マスター、マスター。時空鞘から、ルーンアームを取り出すんです」


夏彦 よし、わかった! 来い、ルーンアーーム!


GM なんと、何もない空中から、突然なんかが開いて、ルーンアームが出てきました。


十琶 まぁ。クエスターの方だったのですか(ちょっと安心)。


GM(シャード) 「そのルーンアームを装備して、この結界を叩き割るのです」


夏彦 よーし。俺のこの手が光ってうなるー!


GM 「敵を倒せと何とかかんとかー!」


夏彦 著作権の問題とか色々あるー! 砕け、ナックル!


GM 「シャイニングフィンガァアア!!」


 途中からシャードがノリノリである。


夏彦 え、ここは判定?


GM はい。普通は2Dだっけ……。   ※ルール運用ミス。アルシャードガイアにおいて、ダメージダイスは1Dである。


十琶 はい! 十琶、《エンチャントウェポン》が使えます! という訳で、使っていいでしょうか!

 お待ち下さいませ、武器を強化しなければ! と言いつつ……演出的には、狐火がアームにまとう感じで! その割には〈炎〉属性はありません!


夏彦 ほんとに光ってうなりそうだ(笑)。


GM(颯太) 「わぁ、なっちゃんすごーい! なんかこぶしが光ってうなってそう!」 さぁ、光ってうなってサイコロを振って下さい。


夏彦 これでヘッポコな数字出たら嫌だなぁ……てやっ。


GM 出たのは、2ダイス合わせて7。それに攻撃の固定値15を足して22、《エンチャントウェポン》足して25……〈殴〉属性25ダメージ!? パリーンッと今度こそ音を立ててガラスが砕けました。


夏彦 また、つまらぬものを斬ってしまった……。


GM(颯太) 「なっちゃんなっちゃん! 叩いてるよ! もう、結界が張ってあった場所を叩いてみても素通りできるみたいだね。もしかしたら、この中にレイスナイトとやらが……って、なっちゃんはそのこと知らなかったよね?」


夏彦 うん? レイスナイト?


十琶 ちょっとわくわくしてる!?


GM 「そっか。さっき目覚めたばっかだもんね。この結界は、奈落……クエスターの敵が張ったもので」


夏彦 クエスター?


GM 「そこから!? 力ゲットォ! とか叫んでたのはクエスターになったからじゃなかったの!? ほら、この橙色のシャードがさっきしゃべってたような気がしたけど、コイツがクエスターの証だよ」


夏彦 力ゲット・イコール・クエスターなんだな!


GM 「イコール!? じ、じゃあそういうことにしておこうかな! とにかく、クエスターになったからには奈落を退治しないといけないんだ。で、オイラたちはみんなクエスターで、今回はレイスナイトって呼ばれてる奈落の騎士を追ってるんだ」


夏彦 そうか……オラ、わくわくすっぞ! と言いたいところだが……強制なのか?


GM 「え、だって……それ以外に、なんに力を使えばいいの」


夏彦 そりゃ、そのへんの不良をシメたりとか。


GM 「そ、それもアリだけど!」


ギル いや、アリじゃないだろ。


十琶 れ、レイスナイトを放置しておくと、大変なことになりまする!


GM 「とりあえず、世界を救うほうがカッコよくない!?」


 夏彦の思わぬ拒否に必死なクエスター一行。


夏彦 世界を救う……? それはやってみたいぞ!


GM 「だ、だよね! なっちゃんが話のわかる友人でよかったよ!」


夏彦 境遇・正義だからね!


GM というわけでー。公園は、植え込みとかが色々あって、そんなに見通しはよくはないです。なので、奥のほうに歩いてゆきました。人っ子ひとりいません。 ある程度歩いたところで、全員、反射判定をして下さい。


 判定結果、十琶だけトラップに引っかかる。


GM ハエとり草のようなものが十琶の着物のすそにガブッと噛み付きました。


十琶 きゃぁっ?


GM(颯太) 「あれ? これ、食虫植物だっけ? 食狐植物じゃないよね?」


十琶 ど、どちらにしろ食べられてしまいまするかっ?


夏彦 魔界の植物は気が荒いんだ(笑)。


GM 「大丈夫。しょせん植物! ……げしげし蹴ってみたけど、離れないね」


十琶 一生懸命ひっぱってみますが、離れません。


ギル じゃあ、斬ってみるか。ええと……合計23ダメージ。〈斬〉属性。


夏彦 とてもオーバーキルっぽいんだが……十琶、大丈夫?(笑)


GM オーバーキルですね。植物はくしゃっとつぶれました。


十琶 それ、着物どうなってんの!?


GM ギルティはたぶん着物には刺してないよ、ね!


十琶 あ、ありがとうござりまする……。


夏彦 アンタ、カッコイイ武器持ってるな!


ギル カッコイイ……のかこれ。魔剣と呼ばれているんですが……。


夏彦 魔剣! かっこいいよ!


GM そんなこんなしてるあいだに、同じような食虫植物だの、彼岸花だのがゾロゾロ出てきました。コマっぽいものないかな……。


 そこで「カッコイイからチェスのコマ使いたい」と十琶PLが主張、探し始める。 それぞれのコマを決定し、配置して、戦闘開始である。



ミドル04――初戦闘!   全員


夏彦 メタ会話をさせてもらうが、誰か結界張っておかないと目撃されまくるんだが。


十琶 あ、はい! 《イノセントゾーン》を使います。人様に迷惑をかける訳には参りませぬ! とか言いながら、狐火で公園を覆います。


夏彦 始めての戦闘……そして敗北。


十琶 負けるの!?



戦闘配置(第1ラウンド)


十琶  ギルティ  食虫植物  食虫植物

颯太  夏彦    食虫植物  食虫植物



GM はい、戦闘開始。行動値順に、最初はギルティ。


ギル 命中値が15!


GM 回避値が14。命中しました。


ギル ダメージが〈斬〉17。なんかコイツ強くね?


GM こんな強いの想定してなかった……めっちゃオーバーキルで死にましたー。その次が、夏彦か十琶です。


夏彦 じゃあ、なっちゃん行きまーす。なっちゃん、目覚めたばかりだけど、なぜか技が使えるよ!(笑) 《なぎ払い》を取得してる。これたぶん範囲攻撃! かっこよく敵を倒せそうな……出目次第だけど。


GM ここで盛大にファンブってくれれば面白いんですけど(笑)。


夏彦 じゃあ行きまーす……ていっ。 (ダイズがテーブルから落ちる) あ、振りなおし…………ファンブった!(一同笑)


 ファンブル。2ダイズの目が両方1のこと。問答無用で失敗。


GM 夏彦は突っ込んでいって、見事にすこーん! と転びました。


ギル 大丈夫ですか?


夏彦 こいつら……強い! 速いぞ!


GM(颯太) 「弱かったような……いや、言っちゃ駄目なことを言ってしまった……」


ギル 速かった、か……?


十琶 め、目覚めたばかりですから!(笑)


GM 次は、十琶さんです。


十琶 待機かなぁ。攻撃魔法なら《狐火》が使えるけど、正直、あんまり強くない。


GM 次は颯太ですねー。特技名は《小竜の突撃》! 演出的には、森の仲間たちが突撃します。 〈殴〉10ダメージ通りました。


十琶 10でも生きてる感じ?


GM いえ、倒れます。耐久値がぴったり10です。


十琶 あ、10で倒せる? じゃあもう援護はいらないね。ずっと待機しとこう(笑)。


GM 続いて、食虫植物たちの攻撃。普通に前衛にアタックします。


 ギルティは余裕のダイス目で華麗によけ、夏彦はギリギリでよける。

 次のギルティの攻撃で、3体目の食虫植物はまたもオーバーキル。続いて夏彦。


夏彦 オレも行くぞー。 (ダイス振る) クリティカルー!(一同笑)


 クリティカル。2Dの目が両方とも6のこと。問答無用で成功。相手はクリティカルでしか回避できなくなる。

 クリティカル効果で、ダイスを1個増やして攻撃を行った結果、夏彦の攻撃もオーバーキル。最初の戦闘はノーダメージで終了した。


GM 「あー、お兄さんたち、何やってるのー」 知らない声がして、少年が現れます。


十琶 少年!? 《イノセントゾーン》を使っておりますのに!?


夏彦 まぁ……そういうこと、なんだろーねぇ。



クライマックス――奈落の騎士   全員


GM 結界の中に堂々と進入してきた少年。赤い髪の……大体、夏彦君と同じ年くらいかなぁと思われます。 「ちょっと君たち、何やってくれてるんだよ! 僕の可愛い植物たちに!」 なんかお怒りのようです。


ギル あれが可愛いのか……。


夏彦 (考えながら)赤毛の……植物使い……。


GM そうですが?


夏彦 南野秀一くんですか!※


GM しまったぁあ! かぶってしまっている! 大丈夫、ローズウィップは使いませんから!(笑) そして、いかにもな鎧をまとった無口な奈落の騎士が姿を現します。

「許さないよ。僕の大事な庭園をけがす人は許さない! やっちゃえ、レイスナイト!」 レイスナイトがおそいかかってきます、戦闘開始です!


夏彦 秀一くん(仮)も敵なのかな。うっかり殺しちゃって、実は一般人でした☆ とか言われたらどうしよう……。


GM 秀一くんは戦闘に参加しませんから、大丈夫ですよ。


※ 南野秀一  富樫義博の名作漫画『幽遊白書』のキャラクター。赤毛で、薔薇の鞭を使う二枚目。完全な余談だが、筆者(マイヤ)の二次元における初恋の相手である。




戦闘配置(第1ラウンド)


十琶 ギルティ  レイスナイト

颯太 夏彦




GM レイスナイトの行動値が12なので、先制ですね。危なくなったら加護を使うことをおすすめします。さて、最初っから加護を使っていいものか……。


夏彦 カモ〜ン♪


十琶 カモーン言ってますけど、夏彦が前衛ですからね。


夏彦 (ギルティを指しながら)……カモ〜ン♪


ギル 押し付けられたー!


GM じゃあ、とりあえずは普通に攻撃します。ギルティに攻撃。命中値11!


ギル 回避値15。よし、回避した!


GM はい、じゃあここで加護《エーギル》を使います。相手方であるギルティの回避判定を自動的に失敗にします。加護を使えば対抗できますが。


十琶 ルーンナイトの加護《フレイ》を使えば《エーギル》をコピーできるけど……そこまでのピンチじゃないしねぇ。耐久値もマックスだし。


ギル だな。普通に食らおう。


GM では、攻撃。10+3D6なので……20。ギルティの〈斬〉の防御修正は?


ギル 4。16ダメージ……うわ、死にそう!


十琶 え、耐久値いくら!?


ギル 20。


十琶 食らっちゃうと結構やばいんだ!? うわ、次からちゃんとシールド張ろう。


 しかし、次のターンでギルティ・夏彦の攻撃は外れてしまう。


十琶 ギルティを《豊穣の癒し》で回復します。2D6+クラスレベル×2。 10点回復。死にかけているギルティさまを慌てて回復します……狐火で。


ギル 耐久値14まで回復。生き返ったー……って、狐火!? 焼かれたー!


十琶 なんでもかんでも狐火です。


GM 颯太の手番。マイナーアクションで《パワーエンハンズド》……自動成功か。これでこのフェイズで、サモナーの特技攻撃が3Dになります。で、命中判定を……レイスナイト回避値すごっ! 「当たらない! 速いっ!」 と言ってみる!(笑)


ギル 動き回る、黒くて硬くてつやつやしてて……。


GM No―! それ、Gだ!


十琶 狐火で焼かなければ!(笑)


GM 味方全員のターンが終了したところで、赤い髪の少年が、


夏彦 秀一くんが?(笑)


GM 秀一くんが(笑)。 「許さない……僕の大事な植物たちに……許さないよ!」 叫びながら毒草を呼び出しました。コマをひとつ追加。こーゆー場合は次のラウンドからしか攻撃できないんだけれど、そこまで待ってては確実に殺されるので、このターンで攻撃します。夏彦くんに。


夏彦 ギリギリで回避!


十琶 ゴロゴロと無様によけました。


夏彦 そこ、無様にって言わない!(笑)


GM はい、第1ラウンド終了です。




戦闘配置(第2ラウンド)


十琶  ギルティ レイスナイト

颯太  夏彦 食虫植物




夏彦 そろそろ、加護きてもいいんじゃないかな〜♪


GM それじゃ、レイスナイトの攻撃に、ファイターの加護《トール》を使います!


夏彦 でも、当たらなければ意味がない! ていうか、命中してから加護宣言じゃない?


GM ほんとだ! じゃあ、さっき無様によけてくれた夏彦くんに!


夏彦 だーれが無様だー。


GM 当たりましたね。じゃあ《トール》! 元々、3D6+10なので、13D6+10……うわ、計算めんどい! ……〈神〉属性62ダメージで。


十琶 あれ、ブレイクしても死ぬ? 確か、ダメージって引継ぎじゃ……。


夏彦 はっきりしてくれ! 僕の生き死にがかかっている!(笑)


 ルールブックを見直すも、いまいちよくわからないので、俺ルール発動。

 「ブレイクしたら万全の状態でよみがえる」ことになる。


十琶 ブレイクしたら、加護以外では回復できなくなるので、死ぬ気で避けてください。


夏彦 了解。ブレイクします。


ギル ギルティの攻撃、命中しました。《フレイ》使用。《トール》として使います。〈神〉属性50ダメージ!


GM 《タケミカヅチ》。


ギル ダメージ返ってきたー!


GM ブレイクですね。レイスナイトは 「クケケ」 と笑ってます。


夏彦 ツギ ワタシ ナギハラーイ。


ギル 何人だよ……。


夏彦 命中判定いくアルヨ。命中値が7。


GM 回避がー、


夏彦 《フレイ》を《エーギル》として使用。


GM ええ!?(笑)


夏彦 《エーギル》ぷらす《トール》。〈神〉49ダメージ。


GM 49かー……今更、打消しは駄目ですよねー……《オーディン》あるんですが。


十琶 《オーディン》あんの!? いいよ、使っちゃえ♪


GM では《オーディン》で《トール》を打ち消します。通常攻撃ぶんの2D振って下さい。


夏彦 23ダメ。


GM ザコの毒草はやられました。レイスナイトは 「何だこいつら」 とでも言いたげにうなってます。


夏彦 倒せなかった……!


十琶 《エンチャントウエポン》使います。以降、夏彦は3ダメージ追加して下さい。


GM 颯太は、マイナーで《パワーエンハンズド》、メジャーで《子竜の突撃》。〈殴〉13ダメージ。

 秀一くん、また毒草呼び出しました。そして、ぴよーんと後衛のところに飛んで……颯太に攻撃。ダメージ1、毒りました。〈毒〉は、ラウンド最後に3ダメージです。


夏彦 颯太の《ブラギ》を使ってどっちかの加護を回復してもらったほうがいいかな?


GM じゃあ、颯太の《ブラギ》をふたつ使って、夏彦とギルティ、両方の《フレイ》を回復させます。 ちなみに、レイスナイトの加護はそろそろ尽きてきました……。


十琶 尽きて下さい、倒せません。




戦闘配置(第3ラウンド)


   十琶   夏彦 レイスナイト

毒草 颯太   ギルティ




GM レイスナイトがギルティに攻撃ー……。


十琶 《ツクヨミ》で《エーギル》を強制使用、レイスナイトの命中判定を失敗に! 攻撃が通ったら、ギルティが死ぬ!(笑)


GM 実は、まだ《フレイヤ》があるので、もう1回メインプロセスを行えるのですが。


十琶 何がきても《ツクヨミ》を《エーギル》にして打ち消すよ! 彼らの《フレイ》もあるし!


GM なんていう鉄壁!? でも《フレイヤ》には《エーギル》使えませんよ!   ※ルール運用ミス。《フレイヤ》に《エーギル》で対抗は可能。その場合、《フレイヤ》の効果は完全に打ち消しとなる。


十琶 マジで!? ……じゃあ《フレイ》で《タケミカヅチ》使ってダメージ返せばいいんじゃね?


夏彦 まぁ、もし死んでも《イドゥン》あるし。


GM あと《ネルガル》使います。


十琶 単体攻撃を範囲攻撃に……って、クリティカル攻撃が全員に?


夏彦 後衛はブレイクすればいいし。前衛は……十琶が生き残れば大丈夫。


GM 全員に〈斬〉属性で22ダメージです。


 十琶、颯太がブレイク。他2名は戦闘不能。十琶の《イドゥン》はひとつしかないが、颯太の最後の《ブラギ》で《イドゥン》を復活、2名とも生き返る。


十琶 1ラウンドで何コレ……。すごい加護ゲー……。


夏彦 アルシャードガイアが加護のゲームだって言われてるのがわかった……。



GM 第4ラウンド。ギルティのターンです。


ギル 攻撃は当たった。《トール》使うか?


十琶 使って、終わらせて。もー心臓に悪い(笑)。


ギル 了解。〈神〉属性45ダメージ!



GM レイスナイト、倒れました!


一同 おおお〜〜!!(拍手)



エンディング――少年、拾いました。   全員


十琶 ギルティさま、おさすがでございます!(きらきら)


GM(颯太) 「強いねー!」


夏彦 かぁっこいいねー!


GM そんなみんなを、秀一くんがポケーっとして見てます。 「僕は……一体……?」


十琶 えええ? まさか、操られてた状態だったのが、元に戻って一般人になった感じ?


GM ですね。一般人が結界内にいますから、なにがなんだかよくわかってない状態です。 「僕は、ここで一体なにを……確かここで、毒草を栽培しようとしていた気が」


夏彦 待て(笑)。


GM(秀一) 「毒草を育てるために……ここに? なんでだろう……。君たちは……?」


ギル 旅の芸人です!


夏彦 正義の味方です☆


GM 「正義の味方? なんか変わった組み合わせだねぇ」


十琶 うまい対応ができずにオロオロしてます。


GM 「あ、着物のお姉さん可愛い〜v」


十琶 な……な、破廉恥なッッ!!


夏彦 南野秀一だから(笑)。


GM 「まいったなぁ。僕は誰なんだろう。みんなは、僕のこと知らないよね?」


夏彦 記憶喪失!? 知らないなぁ、秀一くんだってことしか。


GM 「しゅういち? 僕の名前、秀一っていうの?」


夏彦 いや、というか、


ギル というか、夏彦は黙っててくれ。


GM 「なんだか、君が一番大人というか、常識人っぽいね。君は、僕のことを知らないんだよね?」


ギル ああ、知りませんが。


GM 「困ったなぁ……僕、自分のことなんにもわかんないや」


ギル よし、交番に行きましょう。


夏彦 交番って! 一般的というか、常識的というか!


十琶 奈落との戦闘に巻き込まれた方を、警察にお任せするわけには……っ。


ギル じゃあ、マーリンのところへ行きましょう。


GM(颯太) 「そうだね。あのじっちゃんも、さすがに男にはセクハラしないだろうし」


ギル 男に……は?


十琶 せくはら?


GM(颯太) 「じゃあ、この子……ああ、名前ないの不便だなぁ。そういえばなっちゃん、さっきからこの子のこと秀一秀一って言ってたけど、なんでなの?」


夏彦 それは、その、中の人知識というか。


ギル 中の人!? 聞こえない聞こえないそんな言葉は聞こえない!(笑)


GM(颯太) 「中の人などいない! というわけで、今から君の名前は秀一くんだ!」


十琶 勝手に決めちゃった!?


夏彦 蔵馬でも可。


ギル もういい! もういい!


GM(颯太) 「なっちゃあん、さっきから何の話してるんだよ?」


十琶 なにやら、由緒ありげなお名前ですが……。


夏彦 まぁ、狐にとってはねぇ(笑)。


GM(秀一) 「なんか、楽しそうだね、君たち」


十琶 はい! とても素敵な方々です!(にこにこ)


GM(秀一) 「だよね。君が言うなら間違いないよね」

 というわけで、少年を連れてマーリンの庵に帰ることになりました。


ギル ワンボックスカーで(笑)。


十琶 良かった、六人乗りで!(笑)


GM(颯太) こんなときの六人乗りです!(笑)



 そんなこんなで、やっかいごとを抱え込んでしまったクエスター一行。彼らに、地球の未来がかかっている!

 しかし、彼らの未来は大丈夫なのか!?



一同 そんなオチ!?